静かに息を引き取りました。苦しまなくて良かったよ。
と。母からのメール。
お昼休みにきたメールで、泣きそうになるのをグッとこらえた。
本当は、「さみしいよぉ」って声を出して泣きたいくらいだった。
職場からの帰りも、電車のなかで涙がじわじわにじんできてしまった。
こらえきれず、夕食時に泣いてしまった。
ら。
こどもが不思議そうに、ちょっと心配そうに私を見て「ママ!ママ!」と慰めてくれているようだった。
おばあちゃん。
きっと、おじいちゃんが「おいっ。」って言ったんでしょ?
だから、「はい。」っって答えたんでしょ?
チロも一緒だったかな?
おばあちゃん。
おばあちゃんの手のやわらかな優しい感触と、温かなぬくもりは、いまもしっかり覚えてるよ。
私のことは、ずっと心配させちゃってたね。
ごめんね。
「にこちゃん、いけなかったね。」って。
手をそっと握ってくれたのに、胸が苦しくて、「ありがとう」も何も言えなくて。
ごめんね。
おじいちゃんが亡くなって7年以上経つのに、いまもありありと茶の間にふたりの姿を思い出せるよ。
だから、やっぱりさみしいよ。
おばあちゃん。
本当のところは苦しくなかったのか分からないけど、最期を家で迎えられて良かったね。
まわりに、子どもたち居てくれたんだってね。
いっぱい苦労してきたんだと思うけど、最期「幸せだったな」って思えてたらいいな。
おばあちゃんの孫でよかった。
また生まれ変わることがるのなら、やっぱりおばあちゃんの孫がいい。
子どもの体調がまだ万全でなくて、お通夜にも告別式にも出席できなくて。
ごめんね。
この前会ったとき、もっとちゃんとおばあちゃんの手をぎゅ〜って握っておけば良かったよ。
なんか、そういうこと素直に出来なくて。
後悔しちゃたよ。
おばあちゃん、元気でね。
またね。
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